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THE WIND THAT SHAKS THE BARLEY *麦の穂をゆらす風* 
2006年/英・アイルランド
監督:ケン・ローチ
CAST:キリアン・マーフィ、ポードリック・ディレーニー

20090910_1063405[1]
<STORY>
1920年アイルランド。英国による圧政からの独立を求める若者たちが義勇軍を結成する。医師を志すデミアンも将来の夢を捨て、過酷な戦いに身を投じていく。激しいゲリラ戦は英国軍を苦しめ停戦、講和条約にこぎつけるものの、条約の内容を巡り、支持派と反対派の対立から同胞同士が戦う内戦へと発展する。
第59回カンヌ国際映画祭 パルムドール受賞作品


<感想> 評価 ★3
世界史疎く、ましてやアイルランド・イングランド・イギリスとの関係もほとんど理解できていない中で、ナゼか気になってみてしまった1作。
残念ながら本当の意味で理解は出来ていないと思う。
しかし、医者を志し、ロンドンでの就職が決まっていた知的な青年:デミアンでさえ、義勇軍に参加し、ゲリラ戦に参戦。人を殺すという道を選んでいかざるを得ない社会。その全ての理由は「全てはアイルランドの自由のために」
そうして祖国のために戦った末に講和条約が結ばれ、英国軍がアイルランドから撤退する日がやってくる。それを望んでいたのに、今度はその条約を巡り内戦状態となってしまうのである。なんと言う悲劇か。
アイルランドは英国の自治領に留まる「自由軍」と完全独立を望む「共和軍」との内戦状態へ。そしてそれは同胞として英国軍を敵として一緒に戦った兄弟をも敵同士にしてしまう。
ラストは、これ以上の悲劇があるだろうか思うほどのことが起こってしまう。

祖国のために戦うのに、同胞同士が殺し合うなんてナゼ起こるんだろう。
どうしてそうせざるを得なかったのだろう。
淡々と状況を追った作品なだけに余計にむなさしが残った。

歴史に基づいての作品ゆえに、過剰な演出は不要だと思う。とは言え、ここまで一本調子で制作されると眠気に襲われてしまったと言うのが事実。淡々と描くとしても、映画とするのならば、観客の立場に立って、リズムをつけてもらえたら印象も変わったんじゃないかと思う。

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