映画レビューサイト 独断と偏見で映画の紹介と感想を書いています
 

 

 
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Les Miserables *レ・ミゼラブル* 

2012年 / 米・
監督:トム・クーパー
CAST:ヒュー・ジャックマン、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド、
     ラッセル・クロウ、ヘレナ・ボナム=カーター、
     エディ・レッドメイン、サシャ・バロン・コーエン、サマンサ・バークス
     アーロン・トヴェイト

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<STORY>
ジャン・バルジャンはパンを盗んだ罪で19年間服役後仮出獄するが、格差と貧困にあえぐフランスで仮出獄中の彼に仕事はなく、寒さと空腹で死んでしまいそうだった彼を司教が慈悲の愛で助けた。しかし、バルジャンはその慈悲深い愛にさえもあざむき、教会の銀食器を盗み出す。ほどなくして捕まった彼に司教は「それは彼にあげたものです」と再び慈悲をお与えになる。司教の深い慈悲に触れた彼は、身も心も生まれ変わろうと決意、過去を捨て消える・・・。それから8年後、マドレーヌと名前を変え、工場主として成功を収め、市長の地位に上り詰めたバルジャンだったが、警官のジャベールが、マドレーヌ市長をバルジャンではないかと疑いはじめ、執拗に追いかけはじめる。そんな中、以前バルジャンの工場で働いていたが解雇され、子どもを養うために娼婦となり身をやつしたフォンテーヌと出会う。しかし病に冒されたフォンテーヌは死の間際にバルジャンに娘:コゼットの未来を託くす。そんな時、とうとうマドレーヌ市長がバルジャンだったことが明らかになる時が来てしまう。ジャベールの追跡をかわしてパリへ逃亡。コゼットに限りない愛を注ぎ、父親として美しい娘に育てあげる。だが、パリの下町で革命を志す学生たちが蜂起する事件が勃発、バルジャンやコゼットも次第に激動の波に呑まれていくのだった……。

<感想> 評価 ★5
観ている間も、見終わった直後も、そして時間が経った今でさえも余韻が醒めやらない。
本当にすばらしいミュージカル映画でした。

ヴィクトル・ユゴー原作「レ・ミゼラブル」は、1985年にミュージカルとしてロンドンで初演されて以来、全世界で上演され続けているミュージカルの金字塔作品です。
それを裏切らないミュージカル映画になっていました。

囚人として生きた男:ジャンバル・ジャンの生涯を中心に彼が関わる人々、彼を追い続ける警部:ジャベール、そして格差と貧困にあえぐ民衆が自由と希望を求めて立ち上がろうとしていた19世紀のパリを舞台に壮大に描かれています。
制作陣がこだわったとされるのが、すべての歌を実際に歌いながら生で収録する撮影方法。
その手法がすばらしく、歌唱シーンでは、CASTの感情がそのまま伝わり、生のミュージカルを観ている錯覚を起こすほどの臨場感。すばらしいです。

時間が経過した今は時代背景もあるのでしょうか?自由と希望を手に入れるために革命を志す学生たちが蜂起する暴動の熱さ。彼らの情熱と革命のために散ることとなる命の重みを思うだけで苦しくなるほどです。
「民衆の歌」で表現される革命のシーンは心が揺さぶられました。

ほかの曲も逸品ばかりです。
スーザン・ボイルが歌ったことで有名となった「夢やぶれて」をアン・ハサウェイが熱唱します。こんな深い歌声がアン・ハサウェイから聞けるとは思ってもいなかったので、感動でした。
バルジャン役のヒュー・ジャックマンも、すばらしい歌声で深みがありました。
また、バルジャンを追い続けるジャベール役のラッセル・クロウ。彼の歌声も想像以上でした。
ジャベールと言うと悪者のように思われがちですが、そうではなく、「正義を貫く」ことを自分の誇りとしている故に、苦しむと言う表現がされていて良かったです。
マリウスを密かに愛するエポニーヌ。心の孤独とせつなさを歌いあげる「オン・マイ・オウン(On My Own)」は絶品でした。
書き綴ったらキリがないほどです。
よって個人的意見ですが、
エポニーヌ役のサマンサ・バークス、彼女の歌声に感動しました。
そしてアンジョルラス役のアーロン・トヴェイト!良かったです。
このようにメインキャスト以外もすばらしかった故に、この映画が重厚感のある見応えのある作品になったのでしょう。

ミュージカルだからとか、むずかしそうだとか言わずにぜひ観てほしいです。
この作品の映画コピーがこれですが、まさしくこれが1番私も伝えたいことです。


生きるのが難しい時代だからこそ輝きを増す人と人の絆。誰かのために生きることの尊さ。困難に立ち向かっていく勇気と、希望を持つことの大切さ。それらを高らかに謳いあげた『レ・ミゼラブル』― いまの私たちが心から欲し、共感できる映画がここにある。

哀しみの中を生き抜いた彼らは、
希望を胸に明日へと進む


 
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LARS AND THE GIRL *ラースと、その彼女*
2008年 / 米
監督:クレイグ・ギレスピー
CAST:ライアン・ゴズリング、エミリー・モーティマー、
    ポール・シュナイダー、パトリシア・クラークソン
    ケリ・ガーナー

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<STORY>
アメリカ中西部の小さな田舎町。ラースは、人々から“ミスター・サンシャイン”と呼ばれる心優しい青年。彼は兄のガスと義姉カリンの家の敷地ガレージでひとり暮らしをしていた。過去の体験からか、人とのかかわりを避けるようになったラースの日々の暮らしは、週一回の教会への参列と会社での同僚とのおしゃべりぐらい。そんなある日、ラースが“彼女を家に招待した”と兄夫婦のもとを訪れる。内気な弟に恋人ができた、と喜んだのも束の間、現れたのはインターネットで購入した等身大のリアルドール。しかし、ラースはその人形を“ビアンカ”と呼び、“彼女”の生い立ちや性格を楽しそうに説明する。弟が完全に正気を失ったと唖然とするガス。カリンはどうしたものかと、医師のダグマーに相談を持ちかけるが、医師は周りの人々がそれを受け止めてて受け入れてあげることが問題解決になるのではないかと助言する。ガスとカリンはラースのために、街の人々にビアンカを受け入れるよう理解を求め、戸惑いを見せながらも町の人々もビアンカの存在を認めていく。

<感想> 評価 ★4
リアルファンタジーと言う感じ。期待していた以上の映画だったので、今、とても心が満たされた気分です。ライアン・ゴズリングをそれほど好きじゃないなんて言いながら、最近カレの作品ばかり観てしまうのは、どの作品にも違うゴズリングが存在し、どの作品も高いクオリティーだから。本作のゴズリングも素晴らしかったです。
過去に観た「ドライヴ」とも「ラブ・アゲイン」とも「ブルー・バレンタイン」ともまったく違うゴズリング。カレの魅力は計り知れない。ラース役は、ゴズリングが演じたからこそ魅力が増し、作品全体に温かで柔らかで繊細な空気を作ることが出来たと思います。

孤独の中に暮らし、自らも孤独の中に生きようとするラース。心優しく気遣いのできるラースを「Mr.サンシャイン」と町の人は呼ぶほどカレは愛されているのだけれど、過去の何かがカレを”孤独の世界”に引き入れて離そうとしない現状。皆はラースを何とかしてあげたいと思い、何だかんだ世話を焼くのだけれど、その思いが理解できるのに応え方がわからなくてまたそれで距離感を作ってしまうと言う悪循環。そしてあるキッカケで自分の世界を作り上げてしまいます。それがリアルドール:ビアンカを恋人にしたこと。リアルドールの恋人を見て兄夫婦をはじめ町の教会の人々は「とうとうラースが精神を病んだ」と心配し、悩みますが、結論ビアンカを受け入れます。バカにしたり冷やかしたりするひとがいない町。温かな空気。それもこれもラースが今まで町の人々にしてきたことと同じなのだろうことがわかります。
映画の中で、ラースの心を覆っている不安の原因がいくつかわかります。それはどれも理解できること。映画を観ながらそれがわかっていく構成が好きです。
温かな人々、兄夫婦に囲まれてラースは自身で再生していきます。その過程が良かったです。とにかく温かな素晴らしい映画でした。
こんなにこの作品が好きになるとは思わなかった私です。
ゴズリング、これからもカレの作品を楽しみにしたいと思います。
 

 

 

 

 
LOVE & OTHER Drugs *ラヴ&ドラッグ*
2010年 / 米
監督:エドワード・ズウィック
CAST:ジェイク・ギレンホール、アン・ハサウェイ
    オリヴァー・ブラッド

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<STORY>
自他とも認めるチャラ男のジェイミー。女性問題で解雇されたカレの新しい仕事はMR(医薬情報担当者)。世界最大の製薬会社・ファイザー製薬のMRとして配属されたオクラホマで、医師に媚びを売り、病院の受付嬢を誘惑して便宜を図ってもらって日夜奮闘する。そんなある日、若くて美しいパーキンソン病患者のマギーと出会う。いつものノリで軽く遊ぶつもりのジェイミーだったが、徐々にマギー惹かれていく。しかし、マギーは難病である自分は誰も本気で愛さないと言い放つ。その頃、夢の新薬・バイアグラが開発され、上司に熱望した結果、バイアグラの販売許可担当に。カレは精力的にバイアグラを売りさばき、遂に優秀なセールスマンとなる。マギーとも良い関係を続けていたが、確実にマギーの症状は進んでおり、マギーも苛立ちを隠せなくなりケンカをするようになる・・・。

<感想> 評価 ★3
'90年代の医薬品業界を描いたノンフィクション。ジェイミー・レイディ原作『涙と笑いの奮闘記 全米セールスNo.1に輝いた〈バイアグラ〉セールスマン』がベースの実話の映画化でした。
ふ~ん・・。ラブコメかと思っていたので、実話ベースと聞いて少しびっくり。
全体的には、MRとして活躍するジェイミーの話と言うよりも、セフレとして出会ったふたりが真剣な愛へと変わるまでを描いたラブストーリーに受け取れました。
とにかく不必要なほどのセックスシーンが出てくるし、ステキなアン・ハサウェイちゃんは脱ぎまくるし、ジェイク・ギレンホールも鍛えた肉体をさらけまくる。こんなに必要?と言いたい!そりゃキレイで観ていて不愉快じゃないけど・・・ね。
パーキンソン病を抱えるマギーとのラブストーリーをライトに表現したかったからかも知れないけれど、エロティックなシーンの多様は話の焦点をぼかしてるようにも思いました。
と言うワケで、アンとジェイクのファンは必見かも?
 

 

 

 

 
CRAZY,STUPID,LOVE  *ラブ・アゲイン*

2011年 / 米
監督:グレン・フィカーラ、ジョン・レクア
CAST:スティーヴ・カレル、ジュリアン・ムーア
    ライアン・ゴズリング、アナリー・ティプトン、
    エマ・ストーン、マリア・トメイ、ケヴィン・ベーコン

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<STORY>
真面目な40男・キャルは、妻・エミリーから突然離婚を提案される。なんと、エミリーは同僚と浮気をしたというのだ。ショックを受けたキャルは家を出て、毎日バーに通い、愚痴をこぼしていた。そんなキャルに、いかにもなプレイボーイのジェイコブが声をかけてきて、「男らしさを取り戻す力を貸す」と言う。キャルはファッションや会話術を学び、だんだんと洗練されていく。そして、エミリー以外の女性と初めてベッドを共にするが…。

<感想> 評価 ★3
なんとなく選んで見た作品。ラブコメで軽く楽しく見れました。
中年夫婦が陥る夫婦のズレを上手く表現してたと思います。日本もアメリカも結局倦怠期夫婦は同じってコトですね。
高校で出会った彼女と結婚し、ずっと妻だけを見てきたピュアな男:キャル。この夫を裏切った妻を世間は悪く言うだろうけど、クソまじめで面白くない夫と死ぬまで一緒も女にはツライもの。これから先の未来、女として終わりを迎えるしかなくて、楽しいことが起こらないような絶望感を感じ、自分の人生のために夫と離婚をしたエイミーだけど、少々の時を経て、子どもと楽しい時を持っている瞬間、フッと元夫:キャルを思い出す。素直に電話できない元妻は「給湯器の使い方がわからないの」とウソの理由をつけて元夫に電話するー・・・わかるなって思う同年代の私です(笑)
このあたりの女性の心理をジュリアン・ムーアは丁寧に表現していました。
一方、愛を少し穿ったようにしか見れないイケメンプレイボーイのジェイコブが、天真爛漫でピュアに生きるハンナと出会ったことで愛を知るシーンも良かったです。人と人とが感情を絡み合わせる瞬間ってステキです。
このプレイボーイ役は、最近売れっ子俳優のライアン・ゴズリング。彼はその役柄によって雰囲気が違うとかで怪優と呼ばれてるようだけど・・・そうかな?(^^;)
私の好みじゃないっちゃ~ないので、そう見えるだけかも知れないけど、私には漫才師:ロザンの宇治原に見えてしまうんですけどぉ(遠い目)

この作品もとにかく邦題がイケテません!いつも言うけど、ラブコメをこのような安っぽい題名をつけてますます安っぽくしないでほしいなぁ~@
原題は「イカれてる!バカげてる!愛しい!」。まさにそのままの内容です。
キャルとエイミーの13歳の息子も言ってたけど、人を愛する気持ちは時に狂気じみていて、アホみたいなところもあるけど、それでも人を愛する気持ちは尊い。
いい映画でした。
アラフォー以上の方に見てもらいたいな!!
 

 

 

 

 
REMEMBER ME  + リメンバー・ミー +
2010年 / 米
監督:アレン・コールター
CAST:ロバート・パティンソン、エミリー・デ・レイヴァン
    クリス・クーパー、レナ・オリン、ピアース・ブロスナン

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<STORY>
ニューヨークの安アパートに暮らすタイラーの心は苦悩と怒りで満ちていた。6年前、兄の死が全てを変えた。弁護士の父との溝は埋まらない。母が再婚し、父の愛を見失った11歳の妹を救ってやることもできない。孤独と虚無の日々・・・タイラーは人生の迷子だった。しかし、ある日出会ったアリーの揺るぎなさが彼を開いていく。初めて感じる本気の愛、生きる悦び。やがて、彼女自身が同じ傷を抱えていると知ったとき、バラバラだった家族の再生がゆるやかに訪れる・・・。




<感想> 評価 ★3
キャッチフレーズが、「傷つき閉ざされた心が 愛で解けてゆく 生きる悦びを取り戻した 忘れられない夏」です。恋愛映画のようですが、ヒューマンドラマです。

21歳のタイラーは、自暴自棄で怠惰な毎日を送っています。父親とは元々わかり合ず、父の会社で働いていた兄が何も語らずに自殺したことをきっかけに、父親を非難。深すぎる溝が出来てしまったワケです。タイラーからすれば父親は仕事ばかりで家族を愛してこなかったと思い込んでいます。そして兄の死も、妹:キャロラインが人間関係をうまく結べないのも、ナゼか父親のせいだと思っているのです。そのくせタイラーは、きちんと生きてはいません。そんなタイラーがひょんなことからアリーと知り合います。下心があってアリーと出会いますが、アリーの自立した姿、アリーの過去の痛みも知り、アリーと愛し合うようになります。アリーを愛することでタイラーは心の成長をしていきます。そして父親も、苦しんでいるのだとわかり、新しい関係、自分を作るために動きだしたとき・・・日付は2001年9月11日になります。
2塔そびえ立つ貿易センタービルが映し出され・・・・・そこで起こることとはもう言葉にしなくてもわかると思います。やっと再生しようと動き出したところだったのに、アリーもタイラーの家族もタイラーを失うことに。それまでが、淡々と描かれていただけに、ショッキングなエンディングに思わず「あぁ・・」と思ってしまいました。
だけど、私、このエンディングはちょっとズルいなって思うんです。
あの悲劇を題材にされると、世の中何が起こるのかわからないんだから、きちんと誠実に生きようとか、後悔ないように生きようと思ってしまいますもんね。
評価されない名作とか、一度は見て欲しい作品と言われていたので見たワケですが、私の中ではありがちなテーマだと思ってしまいました。

 

 

 

 

 
PERSONAL EFFECTS *ラブ・クライム*
2009年 米/独
監督:デヴィッド・ホランダー
CAST:ミシェル・ファイファー、アシュトン・カッチャー
    キャッシー・ベイツ、スペンサー・ハドソン

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<STORY>
ウォルターは、アイオワ州のレスリングチームに所属し将来を有望されている選手だった。しかし突然双子の姉を殺害され、実家に戻ることに。何とか日常に戻ろうとする家族を前に、ウォルターは犯人に対して押さえきれない怒りを抱えつつ判決を待つ日々を送っていた。そんなウォルターを見かねた母親は、遺族者が集まるセラピーに同席させる。そこで夫を殺害され苦悩するリンダと出会うのだった。彼女は耳の不自由なひとり息子のクレイと共に生活をしていた。
ある日、裁判所でリンダとウォルターは再会。話をするうちに惹かれ合っていくのだった。

<感想> 評価 ★3
日本未公開作品。
邦題とあらすじを読むと恋愛映画のようですが、違います。だいたい、キャストが年上女性キラーのアシュトンに、50代でもかわいいミシェルときた上、邦題が「ラブ・クライム」(愛・犯罪)とくれば勘違いしてしまいますよね。でも本作、意外に重いテーマを扱ってる作品でした。愛する家族を殺害されてしまった被害者家族の心情、人生の再生を扱っているんです。元々、原題は「PERSONAL EFFECTS」。意味は「身の回り品」です。つまり、犯罪に巻き込まれて失った家族の遺品(パーソナル・エフェクツ)。
娘の遺品を捨てることも見ることもできない悲しみから、立ち上がるためにセラピーを受け、遺品をバザーに出すことを決意した母と、どうしても犯人への憎しみをぬぐい去れない弟の葛藤。同じ被害者家族であるリンダとその息子とのふれ合いを通して、被害者家族の姿、人を赦すことのむずかしさなどを描いています。
つまり、かなり大切で大きなテーマなのですが、どうも人物描写が浅く、被害者家族の感情もどことなく中途半端なために感情移入ができないんですよね。気づいたら、こんな大きなテーマなのにサラッ~っと見てしまってました。
ただ1カ所、映画の中で怒りを感じた場面がありました。それは裁判員に向かって弁護士が容疑者の弁護をするシーンです。弁護のためにとは言え、殺害された被害者である女性の素行の悪さなどを訴えるシーンです。弟のウォルターはその弁護を聴きながら「ウソだ!ウソだ!」と叫びます。当然裁判長に注意をされますが、ウォルターの気持ち、わかりますよね。被害者であるだけで十分なのに、ナゼに弁護のために悪く言われなきゃならないのかと思います。弁護ってなんななんだ?って法廷ドラマや映画を観ると良く思います。
あ、それから。ミシェル・ファイファーを見ると必ずこの曲が頭を巡ります。
ミスチルの「ミシェル・ファイファーの唇が好き~」って曲。
歌詞どおり50代を過ぎてもチャーミングで魅力的。唇もね。
 

 

 

 

 
THE ROAD *ロード*
2009年/米
監督:ジョン・ヒルコート
CAST:ヴィゴ・モーテンセン、コディ・スミット=マクフィー
    ロバート・デュヴァル、ガイ・ピアーズ、シャーリーズ・セロン


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<STORY>
謎の天変地異がアメリカを襲い、動植物が死に絶えてしまって8年。静寂が支配する無限の荒野を、男と息子ただただ南に向かって歩き続けている。僅かに生き残った人々は生き延びるためにお互いを狩り、食うカリバニズムによって生き延びていた。父は息子に人食いを悪しき者と教え、善き者である自分達は心に灯る火を届けるためにひたすら南へと歩き続けようと言い続ける。
人食いたちの襲撃を幾度と無く逃れた親子は、ある日無傷で残されたシェルターを発見するのだが・・・

<感想> 評価 ★3.5
汚れきって傷だらけ、泥だらけの役をやってもこんなにカッコ良く、色気が漂う俳優はヴィゴ以外いないと言いきれます。その汚さが「ロード・オブ・ザ・リング」のアラゴルンを思い出させたために、ヴィゴファンの私は本作を見てしまったワケですが・・・。

Storyはシンプルです。天変地異の原因や、南を目指す理由など説明は一切ないのですが、むしろそれが正解。理由などこの作品の主旨には必要ないのだと思います。
この作品の言いたいこと、それは父親が自分の信念としていることを息子にどれだけ伝え続けられるかと言う点だと思います。父は息子に「どんな状況下でも人間らしく生きていくことが(善い人)であり、そうあるべきだ」と言うコレのみを伝え続けます。人間狩りの連中から逃げながら、食べ物がなく飢え死にしそうな時にもそれを伝え続けながら、ただただ南へ南へと進み続ける。言ってしまえばそれだけの映画なのです。
だからこの映画はおもしろいワケではありません。でもつまらないかと言われればそんなこともなく、2時間飽きることなく見ることができるだけの魅力はあると思いました。
しかし、壮絶な状況下の父と息子の愛の物語なのに、死にゆく父親に泣く息子を見ても胸に迫るような悲しみがわき上がってこなかったのです。あれだけ息子への愛情を見せられているのに・・です。ナゼなのか自分でもわかりません。
でも見終わって心に何かを残してくれてるような気がします。
 

 

 

 

 
THE LOVELY BONES *ラブリー・ボーン* 
2009年/米・英・NZ
監督:ピーター・ジャクソン
CAST:マーク・ウォルバーグ、レイチェル・ワイズ
    シアーシャ・ローナン、スーザン・サランドン
    スタンリー・トウッチ

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<STORY>
スージー・サーモンという魚の名前のような彼女は、14歳のときにトウモロコシ畑である者に襲われ、殺されてしまう。そしてスージーは天国にたどり着くが、父は犯人探しに明け暮れ、母は愛娘を守れなかった罪悪感に苦しむ。崩壊していく家族の姿を見てスージーは……。

<感想> 評価 ★3
監督は「ロード・オブ・ザ・リング」で有名になったピーター・ジャクソン。「キング・コング」を駄作と言う人もいるけれど、私はこれも好きだったので本作品も期待しました。
見終わった感想は、一言で言うと焦点がはっきりしないぼやけた映画だったなーと。
幸せな家族にスージーが行方不明になると言う事件が起こり、天国に行けずにさまようスージーと、スージーを捜し続け、スージーの死を受け入れられずに崩壊して行く家族を2つの視点で描いています。
映画の途中でスージーを殺害した犯人がわかります。妹の行動力で犯人を追い詰めるところまで行くけれど、結局犯人が逮捕されることはありません。因果応報として犯人は裁かれますが。なんだかその部分は肩すかしを食らった感じでスッキリしませんでした。ま、これは小説ありきの映画化ですから仕方ないのかもしれませんが。
ヒロイン役のシャーシャ・ローナンは魅力的です。「つぐない」でも印象的な演技をしていましたが、これからの彼女が楽しみです。

   

 

 

 

 
 THE REBOUND  *理想の彼氏* 
2009年/米
監督:バート・フレインドリッチ
CAST:キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ジャスティン・バーサ

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<STORY>
夫の浮気が発覚し、40歳で離婚に踏み切った専業主婦のサンディは、2人の子どもを連れて郊外の住宅地を離れNYでアパートを探し、憧れのスポーツ・チャンネルに就職を決める。一方、大学は出たもののいまだに両親の家で暮らすアラムは、失恋の痛手に就活にも身が入らない24歳。そんなアラムがサンディにベビーシッターとして雇われる。共に苦い別離を経験した2人はやがて年齢差を超えて恋に落ちるのだが…。

<感想> 評価 ★3
ラブコメ。
「幸せのレシピ」に続きヒロインはキャサリン・ゼタ=ジョーンズ。最近ますます好きな女優です。キャサリンと恋に落ちるのが「ナショナル・トレジャー」のジャスティン・バーサくん。彼も好きなので楽しみにしてみました。
うん、いい感じのラブコメで、それ以上でもそれ以下でもありません。
40歳のサンディが24歳のアラムを好きになることに躊躇し、不安を抱く気持ちは同年代として理解できるし、サンディが下した決断もわかるなーと。
エンディングも幸せな感じで見終わった感もgoodでした。
しかしまたまた文句が。原題の「THE REBOUND」が「理想の彼氏」になっちゃうんでしょね?原題の意味から考えて「第2の人生への立ち直り」的な意味なのに、それを「理想の彼氏」なんて陳腐なものにしちゃうセンスが悲しいです。
オトナの女性に見てもらいたい1作です。


 

 

 

 

 
LOFT *ロフト.* 
2008年/ベルギー
監督:エリク・ヴァン・ローイ
CAST:ケーン・デ・ボーウ、フィリップ・ペータース
    ブルーノ・ヴァンデン・ブルーク

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<STORY>
ビンセント、マルニクス、ルク、クリス、フィリップは家族ぐるみで付き合いのある友人同士。ビンセントはフィリップの結婚に際し、4人に鍵を渡した。それはとある新築マンションのロフトスペースの合鍵で、以後5人はその部屋を秘密の情事部屋として使い始める。しかし、ある日の朝ルクがロフトを訪れると、そこにはベッドで血まみれになって死んでいる女性の姿があった。集まった5人は互いを疑い始めるが…。


<感想> 評価 ★2.5
邦画の「ロフト.」じゃなく2008年ベルギーでヒットしたサスペンス作品です。
主な登場人物は5人の男とその男と関係のある妻を含める女性たち。
妻との関係がしっくり行かず、出会った女性にのめり込んでいく精神科医クリス。
妻を愛しているクセに遊びたい願望は押さえられないマルニクス。
糖尿病の妻を愛しているルク。
クリスの父親違いの弟で、イケメンな女たらしだが妹を必要以上に大切にするフィリップ。
その4人に建築家として成功し、金も権力も持つ野心家のビンセントが共同で使用できる秘密の部屋(ロフト)を共有しようと合い鍵を渡すところから話は始まります。
(サスペンスですから冒頭に結末を見せてから始まりますが時系列は合い鍵を渡すところから)

しかし、遊ぶために共有する部屋ってなんかショボイなーと思ってしまいます。現実的に考えてもこのパターンはいい方には転ばない遊び方ですよねー。
サスペンスですから最初に結末はわかっています。共有の部屋で血まみれで死んでいる女性をルクが発見し、5人がロフト部屋に集まります。フツウこの5人の中に犯人がいるワケですよね~。どの人だ?って思いながら観るのはなかなかおもしろくはあります。
でも、なんだか緊張感が伝わらない映像だし、音響だし話の展開なんです。もったいないなーと思ってしまいました。
結末は多少の二転三転はあります。
残酷なシーンもエロいシーンもほぼないに等しいですからソレ系は避けてサスペンスを観たいと言う人には問題ない作品です。
   

 

 

 

 
REQUIEM FOR A DREAM *レクイエム・フォー・ドリーム デラックス版* 
2000年/米
監督:ダーレン・アロノフスキー
CAST:エレン・バースティン、ジャレット・レト、ジェニファー・コネリー
    アーロン・ウェイアンズ

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<STORY>
コニー・アイランドの寂れた海岸。古びた煉瓦アパートに暮らす、孤独な未亡人サラ・ゴールドファーブ。彼女には心優しいひとり息子のハリーがいたが、ハリーは定職につかずいい加減な毎日を送っている。そんなサラの楽しみは、視聴者登場のバラエティ番組を見ながらチョコを食べること。ある日、1本の電話が。それは、ごひいきのテレビ番組への出演依頼だった。サラは、TV出演の為に赤いドレスを着ようとダイエットを決意する。一方、ハリーは恋人との新しい生活を夢見ているのに、一向にマジメに仕事をしようとしない。そのハリーに、友だちのタイロンが金儲けの話を持ってくる。それは「麻薬の売人」。その仕事で荒稼ぎをし、ふたりの未来のお金にしようと思い行動を起こすハリーだったが・・・。

<感想> 評価 ★3
「麻薬」をはじめ「中毒症状」で自分を見失い墜ちていく様をいろんなパターンで見せつける作品でした。
コレはぜひ中高大学生の「麻薬を使わない」と言う授業で見せるべき映画じゃないかと思います。立派な先生が多くを語るより、この映画1本で「クスリの恐ろしさ」は伝わるんじゃないかと思うほどのリアリティーです。

ネタバレあり

映画の中で、いろんなパターンのクスリへの入り方、堕落の仕方を描いてあります。
最初は気分をあげるだけの目的で軽くはじめるドラッグ。
それは「自らがハマるヤクの世界」です。
J・コネリー演じるマリオンは、最終的に”ヤク”がないと震えだし、イラつき、何も手につかなくなり、思考回路を停止させ、クスリを手に入れるためだけに、引き返せないような最悪な場所へと墜ちていきます。
ハリーは、ヤクを腕に注射したことで感染を起こし、腕を切り落とすことになります。
一方ハリーの母:サラは、「痩せるクスリ」と処方されたものが「麻薬」。
飲み続けることで、知らない間に中毒患者となってしまい、最後は精神病院へと送られることに。
自分がどのパターンになるかなんて、墜ちてたどり着かなきゃ想像もできないのだと映画は語っているようです。
自分でコントロールしていたつもりでも気がついたらクスリなしじゃいられなくなる「中毒」。それこそが麻薬の恐ろしさなのでしょう。
再犯率も非常に高い麻薬常習です。遊び感覚でも1度たりとも手をだしてはイケナイと言うことを伝えるべきです。これは良い教材じゃないでしょうか。
   

 

 

 

 
THE WRESTLER *レスラー*
2008年/米・仏
監督:ダーレン・アロノフスキー
CAST:ミッキー・ローク、マリサ・トメイ
    エヴァン・レイチェル・ウッド
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<STORY>
栄華を極めた全盛期を過ぎ去り、家族も、金も、名声をも失った元人気プロレスラー“ザ・ラム”ことランディ。今はどさ回りの興行とスーパーのアルバイトでしのぐ生活。ある日、試合後に心臓発作で意識を失ったランディは、心臓手術のあとに目を覚ます。そして医師から引退を勧告される。彼は今の自分には行く場所もなければ頼る人もいないことに気付く。新しい仕事に就き、疎遠だった娘との関係を修復し、なじみのストリッパーに心の拠り所を求めるランディ。しかしその全てにつまづいた時、彼は悟る、例え命を危険にさらすことになっても、自分はプロレスラー“ザ・ラム”としか生きることが出来ない男なのだと

<感想> 評価 ★3
18歳の時に観た「ナイン・ハーフ」はいろんな意味で衝撃的でした。主役のエリザベスが惹かれるハンサムな男。その男のセクシーさや優しさ、残酷さに惹かれました。そのハンサムな男を演じていたのがミッキー・ローク。25年前の映画になります。
その後、ちょっと道を反れて、どんどん外見も変わっちゃって・・・。
本作は、あのミッキーが再び主演。カレもかなり力を入れて制作した映画だと聴いたので観てみました。
本作に出てくるミッキーは「ナイン・ハーフ」の時の面影ゼロでした。
わかっちゃいるけど、少々ツライ・・。
Storyはありがちな負け犬の生き様映画です。過去の栄光しかなく、50代の現在、何もない男ランディ。老眼に補聴器使用の老いぼれレスラーだけど、リングに上がる時は本物のレスラーに徹します。そこは渋いです。そしてランディがミッキーの人生とオーバーラップして見えるのです。そう言う意味ではハマり役だったかも知れません。
ありがちな映画に見えてしまうのは、ランディの周りの環境が友好的で優しかったから。現実はもっとシビアで厳しいと思う分、<所詮映画、虚像の世界>と思ってしまうからだと思います。
ま、それもミッキー・ロークの“復活”と微妙にリンクした一種の“ヒーロー物”として本作品を観れば納得はいきます。そう言う位置づけで観るとするならOKな作品だと思います。
   

 

 

 

 
 RAMBLING ROSE *ランブリング・ローズ* 
2001年/米
監督:マーサ・クーリッジ
CAST:ローラ・ダーン、ロバート・デュパル、ダイアン・ラッド

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<STORY>
1935年ジョージア州。ヒリアー家のもとに、ローズがお手伝いとして雇われる。ローズは主人のヒリアー氏にも聴力障害がある夫人とも良い人間関係を築けて新しい人生は順調にスタートしたかに見えた。だが彼女には幼い頃親に捨てられ、青春時代を売春宿で過ごした過去があり、自身でも如何ともしがたい性欲過多の性癖があった。ある日彼女はヒリアー氏の優しさを愛情と勘違いして激しく求愛するが、彼女の過去を知っているヒリアー氏は父親のようにその行動をたしなめる。その日を境に、ローズは週1回の休みの日に挑発的なドレスを着て街へ出かけ男ををあさるようになって行くが・・。

<感想> 評価 ★3
何とも評価しにくい映画でした。いろいろ考えたけれど、感想をかけません。
夫人の深い愛情だけが印象に残っています。
 

 

 

 

 
LONLY HEART  *ロンリー・ハート*
2006年 / 米・独
監督:トッド・ロビンソン
CAST:ジョン・トラボルタ、ジェームズ・ガンドルフィーニ
    ジャレッド・レト、サルマ・ハエック、スコット・カーレ

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<STORY>
レイモンドは新聞の恋人募集欄“ロンリーハート・クラブ”に広告を出し、孤独な未亡人や未婚の中年女性を狙い、財産を騙し取る結婚詐欺師。新たな獲物マーサが彼の窮地を救ったことがきっかけで二人は強い絆で結ばれ、マーサが犯罪に加担するようになる。二人は、女性の財産だけでなく、命までも奪うという残虐な犯罪を繰り返すことによって、互いの愛を確認するようになる。異常な犯罪を繰り返す二人を、ロビンソン刑事が追いつめていくが…。
1940年代の実在の事件の3度目の映画化。

<感想> 評価 ★3
クライムサスペンスのジャンルになるようだが、この作品は実在の事件の映画化なのでサスペンス要素は薄かったです。
と言うのも、計画的に結婚詐欺を働くけれど、殺人に至る下りはいつも(感情的)だから。
詐欺を成功させるにレイモンドがターゲットにした女性と親密にならなければならず、それをレイモンドの妹として存在しているはずのマーサが許せなくなり、孤独感を深め、レイモンドの愛を確認するために暴走しはじめ殺人を犯していく・・・と言う展開。
何とも言えない愛憎関係が恐ろしいです。 
ジャレッド・レトは以前から好きな俳優で応援しています。この作品の中でもいい演技をしています。だけど・・何かが足らない気がしてなりません。それが加われば爆発的に仕事が増えるような気がします。
「レオン」の刑事役を演じていた頃の若きゲイリー・オールドマンにレイモンド役をさせたかったな~とナゼか思ってしまいました。




   

 

 

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