映画レビューサイト 独断と偏見で映画の紹介と感想を書いています
 

 

 
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THE GIRL with the DRAGON TATOO
        *ドラゴン・タトゥーの女*
 

2011年 / 米
監督:デヴィッド・フィンチャー
CAST:ダニエル・クレイグ、ルーニー・マーラ
    ロビン・ライト、クリストファー・プラマー
    スティーブン・バーコフ、ステラン・スカスガルド
    
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<STORY>
それは40年前に失踪した少女の捜索依頼から始まった。
スウェーデンを揺るがせた財界汚職事件の告発記事を書いたジャーナリストのミカエルは、名誉毀損で敗訴し意気消沈していた。そんなカレの元にスウェーデン有数の財閥ヴァンゲルの元会長:ヘンリック・ヴァンゲル老人から家族史編集の依頼が舞い込む。実はヘンリックの真の目的は40年前に起きた親族の娘:ハリエット失踪事件の真相究明だった。当時、手がかりもなく、遺体すらも発見されないままコールドケースになっていたが、ヘンリックはハリエットが一族の誰かに殺害されたと思っていた。ミカエルは、過去を調べているうちに、成功の陰に隠された一族の血塗られた過去に気づいていくが手詰まりになっていた。一族の弁護士でヘンリックの親友でもあるフルーデがミカエルの助手にと雇った女は、リスペットと言う名の痩せて顔色が悪い小柄な女。肩口~背中にかけてドラゴンのタトゥーが彫ってある異彩な風貌だった。しかし、彼女の情報収集能力と洞察力は鋭く、ハリエットの事件が連続猟奇殺人事件と関連があることを突き止めたのだった・・・。

<感想> 評価 ★4
見終わって、良質のサスペンスだ!と思いましたが、冒頭約30分は、観るのがしんどかったです。と言うのも、登場人物が多い上に名前がスウェーデン系のため、長くて覚えられない。しかも始まりが「財界汚職事件の裁判」のため(むずかしそう@)と思ってしまう。そして何よりも、主役のミカエルとドラゴン・タトゥーの女:リスペットがなかなか接触しない。そんな展開だったため、先が想像できず、とうとう冒頭20分でDVDを止めてあらすじを確認しました(^^;)
よって、この作品はあらすじを把握して鑑賞するのがベターです。冒頭30分を越えると、一気に映画に引き込まれます!まさしくデヴィッド・フィンチャーの世界観と極寒の北欧の町の閉塞感、静寂の中の恐怖感・・・とてもマッチしていました。

作家のラーソンは、元ジャーナリスト。ヨーロッパに潜むネオ・ナチ、白人至上主義など組織の実態を暴いていたそうで、作家になってからはそれをベースに、企業犯罪、女性に対する暴力などを描いてきたそうです。この映画のベースもこの流れです。
R15なので過激なシーンが何度かあります。それはリスペットの背景を描くのに必要だったのでしょう。なくても映画の本筋には影響がないとも言えますが、前半にリスペットの壮絶な背景を描くことで、彼女の行動の意味を奇異に感じることなく、むしろ彼女を好意的に見れたとも思います。

このレビューを書くにあたり調べたところによると、スウェーデン版と本作、描き方もリスペットの雰囲気もかなり違うようです。セクシーじゃなく少年ぽいリスペットだからこそこの作品の魅力が増した気がします。とくにラストシーン・・・なんだかこの映画の最後だけリスペットの心の奥が見えたようで少し切なくなりました。

さて、この映画のテーマ曲になっているのが、レッド・ツェッペリンの「移民の唄」です。これをカレン・Oがカバーしているのですが、この曲がこの映画の雰囲気に本当にあっていました。






 
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Drive  *ドライヴ*
2011年 / 米  第64回カンヌ映画祭 監督賞受賞作品
監督:ニコラス・ウィンディング・レフン
CAST:ライアン・ゴズリング、キャリー・マリガン
    アルバート・ブルックス、ブライアン・クラストン

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<STORY>
天才的なドライビングテクニックを持つ寡黙な“ドライバー”は、昼は映画のカースタントマン、夜は強盗の逃走を請け負う運転手というふたつの顔を持っていた。家族も友人もいない孤独なドライバーは、ある晩、同じアパートに暮らすアイリーンと偶然エレベーターで乗り合わせ、一目で恋に落ちる。不器用ながらも次第に距離を縮めていくふたりだったが、ある日、アイリーンの夫スタンダードが服役を終え戻ってくる。その後、本心から更生を誓う夫を見たアイリーンは、ドライバーに心を残しながらも家族を守る選択をするのだった。しかし、服役中の用心棒代として多額の借金を負ったスタンダードは、妻子の命を盾に強盗を強要されていた。そんな中、絶体絶命のスタンダードに助けを求められたドライバーは、無償で彼のアシストを引き受けるのだった。

<感想> 評価 ★4
「静」の中に突如現れる激しい衝動。凶暴さ。
ひとことで表現するならコレ。
ライアン・ゴズリング。さしてイケメンでもないけれど、役柄によって彼独特の世界観を見せてくれるので、今や私の中で信頼のおける俳優のひとりになっています。
この作品、ネットでは高評価作品でした。私も高評価です。
何よりも、”ドライバー:キッド”の設定が、土着感がなく、流れ者のようだけど、やさぐれ感がなく、スタントマンなのに、「生」を感じるような活気もない。その雰囲気に非常に惹かれ、映画の中にスッーと入っていけました。
「生」を感じない彼が、愛するひとを見つける。しかし、その愛情はちょっといびつ。それ故に、突然冷静な顔をしてキレたように衝動的な凶暴さを見せたところが、ゾクッとさせられます。ドライバーの冷たい表情が奇妙な恐怖感を感じさせ、彼により一層の興味をそそる。つまり、この作品の成功は、このドライバーの設定とライアン・ゴズリングの演技と言えるんじゃないかと思います。
後半はかなりのバイオレンスちっくな展開ですが、終始「静」です。
極上のバイオレンスを感じました。

 

 

 

 

 
*塔の上のラプンツェル*
ディズニーアニメ

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<STORY>
深い森に囲まれた高い塔の上に暮らすラプンツェル。魔法の長い髪を持つ彼女は、18年間一度も塔の外に出たことがなかった。そんな彼女の夢は、自分の誕生日になると夜空いっぱいに現れる“不思議な灯り”の正体を確かめること…。塔に忍び込んだ大泥棒フリンとの出会いをきっかけに、魔法の髪に導かれたラプンツェルの“すべてが初めて”の旅が始まる。
その先には、彼女自身の秘密を解き明かす、思いもよらぬ運命が待ち受けていた…。

<感想> 評価★4.5
原作はグリム童話ですが、この作品はディズニー版の「ラプンツェル」です。
しかし、ディズニー映画はほんとうにすばらしいです。
ミュージカル風なところも大好き。 ワクワクさせてときめかせて、笑わせて・・・どんどん物語の世界に引き込んでくれます。
愛らしい中にもたくましさと芯の強さを兼ね備えた主人公のラプンツェルは魅力的。そしてこの映画のおもしろいところはヒーローポジションにいるフリン・ライダーが盗賊と言うところ。悪者がヒーローです。このフリン、ニヒルで悪者になりきれない男。世間知らずのラプンツェルとのかけ合いが楽しいです。
脇を固めるのはラプンツェルのただひとりの友だちであるカメレオンのパスカルと、お城の馬であるマキシマス。重要な役どころをカメレオンと馬が担ってます。ディズニーは動物を上手に配役させますよね。今回も大切なポジションでした。観て良かったと思える1作です。 

 

 

 

 
TOY STORY 3 *トイ・ストーリー3*
2010年/米
ディズニー/ピクサー

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<STORY>
カウボーイ人形のウッディをはじめバズやポテトヘッドのおもちゃ達は、彼らの持ち主のアンディの大学進学により整理されることになる。アンディのオモチャとして屋根裏部屋へ行くのか、それとも誰かに譲り受けられるのか、はたまた捨てられる運命か?
アンディはある選択をするのだが、ママの手違いでゴミとして出されてしまう。捨てられたと思い込み傷ついたオモチャたちはアンディを見限り保育園に寄付されるオモチャの箱へ忍び込み保育園へとやってきたのだがそこは楽園ではなかった・・・。アンディのオモチャたちの運命は・・・?

<感想> 評価 ★4
1作目が公開されたのが1996年。クリスマスプレゼントにビデオをいただいたおかげで、何度も何度も鑑賞し、「トイザらス」でバズ・ライトイヤーの人形まで買うほど好きな作品だった。ほどなく「2」の公開があり、こちらも家族でビデオを鑑賞した。
長男がアンディと似た年齢だけに思いやりも特別だったかも知れない。
本作で完結編とされる「トイ・ストーリー3」ではウッディたちおもちゃの持ち主であるアンディも17歳になり、大学進学のために実家を出ることになる。ママから部屋の整理を言われるアンディ。どれだけ大切にしていたオモチャでも年齢と共にそこから離れていくのは仕方のないことだけど、そのことをオモチャの視点で描いているところがやっぱりいいのだ。
オモチャはいつだって子ども達に遊んでもらい、子ども達に喜ばれ、愛されたいと思ってるものなのだ。
この作品を通して、(物を大切にすること)や(人を思いやる気持ち)が伝わる。子どもに話せば説教くさい話をこの作品はじんわり教えてくれる。
傑作と言えるでしょう。自分の子どもの成長と重ね合わせてより涙を流してしまいました。
 

 

 

 

 
THE DOORS *ドアーズ*
1991年/米
監督 :オリバー・ストーン
CAST:ヴァル・キルマー、メグ・ライアン、ケビン・ディロン
    カイル・マクラクラン、ビリー・アイドル

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<STORY>
1960年代後半から1970年代初頭にかけて活躍したアメリカのロックバンド「ドアーズ」のヴォーカリストであるジム・モリソンの半生と彼の恋人パメラとの愛情を描いた伝記的映画。
<感想> 評価 ★3
USAの'60年代伝説のロックバンド=ドアーズ。代表曲は「ハートに火をつけて」
私がこの映画を観るまでに持っていた知識はこれだけだった。大好きなヴァル・キルマーがジム・モリスンに生き写しのようだと聞いていたが、ネットで調べたジム・モリスンとこの映画のヴァル・キルマーは本当にそっくり。
「ドアーズ」ファンならたまらないシーンもあるのだろうけど、「ドアーズ」を良く知らない私からしたら破滅的な男の生涯を見せられているに過ぎない。感情移入もなく淡々と見てしまった。
ブロウ」を見た時の感じと似てるかな。冒頭の若いヴァル・キルマーと後半の太ったヴァル・キルマー同じ人物が短期間に演じたとは思えず素晴らしかった。  

 

 

 

 
TWO WEEKS NOTICE *トゥー・ウイークス・ノーティス*
2003年/米
監督 :マーク・ローレンス
CAST:ヒューグラント、サンドラ・ブロック 

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<STORY>
ニューヨークで不動産会社を営むジョージは、兄のハワードからベッド相手の女ではなく、有能な顧問弁護士を雇うように強く言われる。
そんな時、ウェイド社の公民館再開発抗議のため、ジョージに熱血女弁護士ルーシー・ケルソンが声をかけてきた。
ルーシーがハーバード卒と知ったジョージは公民館存続の代わりに会社の顧問弁護士になるよう交換条件を出す。渋々受諾したルーシーだったが、その日から昼夜構わずジョージの所用に駆り出される。
<感想> 評価 ★3
映画名「トゥー・ウイークス・ノーティス」とは、解雇するなら2週間前に通達をせよ、もしくは雇い主に通達せよと言うアメリカの職務条件の1つ。
エリートで優柔不断な独身男を演じさせたらヒュー・グラントの右に出る俳優はいないだろう。
つまりは、ジョージ役はヒューにとってハマり役。良く言えば安心して観ていられるのだが、悪く言えば新鮮さがない。また、サンドラ・ブロック演じる気が強く、頭のキレる女性役もサンドラのハマり役。しかし、サンドラ・ブロックはとってもチャーミングに見せてくれる。
カレを好きになり一生懸命するんだけど、冷静でない自分に気づいて軌道修正しようとするあたり、キモチがわかる。
"恋愛コメディ"。軽めの恋愛ものを観たい時にお薦め♪
 

 

 

 

 
CHILDREN OF MEN *トゥモロー・ワールド*
2006年/英
監督 :アルフォンソ・キュアロン
CAST:クライヴ・オーウェン、ジュリアン・ムーア、
    マイケル・ケイン、キウェテル・イジョフォー

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<STORY>
人類に最後の子供が誕生してから18年が経過した西暦2027年。原因がわからないまま子孫を生み出すことの出来なくなった人間には滅亡の道しかないのか。希望を失った世界には暴力と無秩序が際限なく拡がっていた。世界各国が混沌とする中、英国政府は国境を封鎖し不法入国者の徹底した取締りで辛うじて治安を維持している。そんなある日、エネルギー省の官僚セオは、彼の元妻ジュリアン率いる反政府組織“FISH”に拉致される。ジュリアンの目的は、ある移民の少女を“ヒューマン・プロジェクト”という組織に引き渡すために必要な“通行証”を手に入れることだった。最初は拒否したものの、結局はジュリアンに協力するセオ。結局、セオは「Fish」と行動を共にすることになる。
<感想> 評価 ★3
SF・アクション娯楽大作映画(「マイノリティー・レポート」e.t.c)と思いきや、直球まっすぐ、真摯な内容だったので驚いた。予備知識なしで見るとたまに新鮮な感覚を味わうことが出来る。
しかし、重いテーマだった。主人公がヒーロー的に世界の大きな問題に立ち向かい、はびこる悪を倒し、世界に平和をもたらす・・・という結末はない。逆に、今からたった20年後に、理由なく子孫を残せなくなった人類がどうなり、どのように生きていくのかと言う状況を説明なく見せられStoryがはじまる。実際問題、20年後に大気汚染や遺伝子組み換えにより妊娠しにくくなったり、流産しやすくなるなんてありえそうな設定ゆえに、恐怖を感じた。Storyの設定的にムリもあるし、ナゼ?もあるけれど、多額の制作費をつぎ込んで作成された大作映画らしくラストのスラム街で銃撃戦は納得の迫力満点。セットのリアルさ、銃撃戦の激しさ、難民の悲鳴、超ロングテイクの逃走劇。カメラに血しぶきが飛んだままの撮影、素晴らしい。
過大評価はできないし、好きかと聴かれればそうでもないけれど、見て損はなかった作品でした。  

 

 

 

 
THE TRUMAN SHOW * トゥールマン・ショー*
1998年/米
監督 :ピーター・ウィアー
CAST:ジム・キャリー、エド・ハリス、ローラー・リニー、
    ナターシャ・マケルホーン、ノア・エメリッヒ、
    ポール・ジアマッティ

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<STORY>
トゥールマン(ジム・キャリー)はアメリカの孤島で暮らしていた。
彼は、生まれてから1度も住んでいる島を出たことがなかった。
世界に夢を馳せながら 妻:ミリル(ローラー・リニー)と生活をしている。
しかし、本当はトゥルーマンが生まれた日から実生活の全てをTVで生放送されつづけていたのである。
そしてその事実を知らないのは彼ただひとりであった。
<感想> 評価 ★3.5
主演のジム・キャリーは、この映画でコメディ役者と言う評価から名優へと認められた。
よく<感動した映画>の1つにあげられる事も多い映画。
ただ私の評価は、最初からエンディングを十分想像して見れる映画なだけに、ここで”END”されでも不完全燃焼だよぉ~っとどうしても感じてしまったが。
それにジムは、初恋の彼女に会いたいだけで行動を起こしたのだろうか・・・?それも私には納得できない。
人生をいろんな局面で選択して生きているつもりの私の人生がもしもトゥールマンのように仕組まれた人生だったら気がふれるんじゃないかと思う
ジムファンには見てもらいたいかな?  

 

 

 

 
TRUE LIES *トゥールライズ*
1994年/米
監督 :ジェームス・キャメロン
CAST:アーノルド・シュワルツネガー
    ジェイミー・リー・カーティス、トム・アーノルド、
    エリサ・ダシュク

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<STORY>
家族の前では平凡なセールスマンを装っているが、実は国家諜報局のスパイである ハリーは
アラブ系のテロ集団のリーダーの捜査に着手する。
バイクを馬で追跡したり、ハリーの奥さん(ジェイミー・リー・カーティス)が偽スパイと行動を共にしたり、海上道路が 爆破したり・・・・。アクション喜劇の娯楽大作
<感想> 評価 ★3
この映画はおもしろい!
単純な映画ほど、気楽に気負いせずの見られるので余計に面白いのだろう。
家族の前ではうだつのあがらないダンナなのに、その実は国家謀報局のスパイなんて設定もコミカル。
奥さん役の女優さんは、いい味だしてるし、子供が生意気なのも現代的。
普通、これだけコメディーシーンを入れると、どこかで白けてしまう気がするけど、そこはシュワちゃん!
アクションや爆破・撃ちあいなどでスカッと切れをだした。
さすがはジェームス・キャメロン監督って感じ。
爆破シーンはお金使いまくってて バブリーな時代の映画です。
家族でお正月に大笑いって感じの映画です  

 

 

 

 
HABLE CON ELLA (TALK TO HER) *トーク・トゥ・ハー*
2003年/スペイン
監督 :ペドロ・アルモドバル
CAST:ハヴエル・カマラ、ダリオ・グランディネッティ、
    レオノール・ワトリング、ロサリオ・フローレンンス
2002年アカデミー脚本賞 

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<STORY>
病室のベッドに横たわる若くて美しい女性アリシア。彼女は4年前に交通事故に遭い、以来昏睡状態に陥ったまま一度も目覚めることはなかった。看護士のベニグノは4年間彼女を世話し続けるとともに、決して応えてくれることのない相手に向かって毎日語り続けていた。一方、女闘牛士のリディアもまた競技中の事故で昏睡状態に陥っている。彼女の恋人マルコは突然の事故に動転し悲嘆にくれていた。そんなベニグノとマルコは同じクリニックで顔を合わすうちいつしか言葉を交わすようになり、互いの境遇を語り合う中で次第に友情を深めていくのだったが…。
<感想> 評価 ★3
ふ~む・・・ ん~@ どうなんでしょ?この映画は。
見返りを期待しない深い愛情を「究極の愛」と言いたいのだろうか?
ペドロ・アルモドバルは「オール・アバウト・マイ・マザー」や、「死ぬまでにしたい10のこと」の総指揮をしたスペイン人の監督である。上記の2作品を見た私は、悲惨な出来事も耐えきれないような苦悩さえも淡々と描き、それでも生きていく人間を描く監督と言う印象だったので、この映画もかなりの期待を持って見てみた。かなり好きな監督だけに甘い点数をつけたいところなんだけれど・・・・この映画はいかがなものでしょう~か?
以下 <ネタバレ>


アリシアとベニグノ、ふたりが本当に愛し合っている時にアリシアが事故に遭い、植物状態の彼女に献身を捧げているならこれは究極の恋愛映画なのかも知れない。が、この映画の歪(いびつ)さはベニグノが勝手にアリシアを見初め、ひとり勝手に愛し、事故に遭ったアリシアの為に看護師としてアリシアの前に現れ、そして献身を尽くしていると言う事にある。これって新しいパターンのストーカーと言えないだろうか?まさに献身と異常は紙一重。
しかも彼女への気持ちを抑えきれなくなって行為をしてしまうなんてソレって愛情の押しつけ以外の何者でもないだろう。私がアリシアだったとしたら・・ベニグノの行為は迷惑だ。
コミニケーションがとれない愛情に困惑するマリオの方が余ほどフツウだと思う。  

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BASIC *閉ざされた森*
2003年/米
監督 :ジョン・マクティアナン
CAST:ジョン・トラボルタ、コニー・ニールセン、
    サミュエル・L・ジャクソン、ジョヴァンニ・リビシ 

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<STORY>
ある夜、パナマの米軍基地から訓練に向かったレンジャー隊7名が、嵐の密林地帯で消息を絶つ。17時間後、3名の生存者が発見されるものの、彼らは味方同士で撃ち合っていた。そして、一人が捜索隊の目の前で殺される。
結局、重傷者を含む2名が救助され、いまなお隊長のウエストを含む4名が行方不明のまま。間もなく、ジュリー・オズボーン大尉が調査を開始するが、救助された兵士は彼女の尋問に黙秘を続けた。そこで、オズボーンの上官スタイルズ大佐は、かつてウエストに訓練を受けていた元レンジャー隊員で尋問術に長けた麻薬捜査官トム・ハーディを呼び寄せる。
<感想> 評価★3.5
この映画のキャッチコピーは【真実ほど、疑わしきものはない】
サスペンスなので冒頭から「謎」がバラまかれいて、生存し基地に戻ってきたふたりの兵士が語る全く違う真実の証言を無意識の内に考えて観ていた。ある程度の想像はついたが、時に(おぉ!そぉ~くるか)の展開もあり。


(以下、ネタバレあり注意)

映画の2/3は楽しめた。ただ、この手の映画はラストで謎がある程度解明されなければ満足度を得られないんじゃないだろうか?なのに肝心なその部分が(それはないだろうよ?じゃ、ケンドルのことはどうよ?)と解決するどころか疑問や辻褄が合わないパーツで消化不良を起こしてしまった。力が抜けたよ@ ジョバンニ・リヴィシは変わらず個性的な演技で見せてくれるし、J・トラボルタはやはりトラボルタです、素晴らしい。 サミュエル・L・Jも堂に入った軍曹役。役者は揃っている。それ故にラストが仲良しごっこみたいだったのはおもしろくない。オズボーン大尉が乱射を起こすぐらいの怒りが欲しかった。 映像も不親切。98分とコンパクトにまとまってるので仕方ないだろうが、レンジャー部隊7人の鮮明は顔の映像がないまま同じレンジャーの服装で大雨の薄暗いジャングルの中での撃ち合い・怒鳴りあいで話しが進むので、 「誰が撃たれた?誰が撃った?」と登場人物把握だけで余裕がない。マジで相関図要る。 仮にこのラストを認めるとして。じゃ、ジョバンニ・リヴィシ演じるケンドルが撃たれ重傷を負ったり、スタイルズ大佐に毒殺されるのはナゼだ?彼は「8(レンジャー8)」ではなかったと言うこと?散々引っ張った「8」の数字も店の名前だっただけで、じゃなんでケンドルは知ってたのよ?あぁ~納得できない。 1度では理解しにくい、かといって2度3度見る映画でもないような・・・ 

 

 

 

 

THE SUM OF ALL FEARS *トータル・フィアーズ*
2002年/米
監督 :フィル・アルデン・ロビンソン
CAST:ベン・アフレック、モーガン・フリーマン、
    ジェームズ・クロムウェル、リーヴ・シュライバー、
    ロン・リフキン、シアラン・ハインズ

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<STORY>
アメフトのお祭り騒ぎに沸くボルチモアで、核爆弾が炸裂した。
何万人もの命が失われる事態に、アメリカは高度の警戒態勢に入る。
爆弾の出荷元は、チェチェンに対して毒ガス兵器による攻撃を行ったばかりのロシアだった。
果たしてボルチモアの核爆発もロシアの仕業なのか !?
たがいに牽制球を投げ合いながら、警戒レベルをあげていく米ロの首脳陣。
やがて始まる核攻撃のカウントダウン。
世界崩壊の序曲が流れるなか、恐怖の総和を打開する役目は、
CIAの若き情報分析官ジャック・ライアンの手に委ねられるた。
<感想> 評価 ★4
2003年現在、アメリカ×イラクに戦争を仕掛けた。アメリカとは本当に戦争が好きな国だと思う。広島・長崎を経験してる日本人の私から言わせれば、映画の中の核爆発、そんなもんじゃないのよ?っと言いたくもなる。つまりは、エンタテーメントとして楽しめきれない怖さを秘めた映画なので、ひと言で「おもしろいよ」っとけして言えない映画ではあるけれど、100歩譲って娯楽の映画として見るとすれば、それはそれなりに楽しめると思う。ただし、現在が第4次世界大戦も作り話じゃんと言えないのが本当に怖いが。ちなみに ベン・アフレックはあんまり好きじゃないんだけど、なんかいつも映画見てるうちに好きかもぉ?っと思ってちゃうんだなぁ~。

 

 

 

 

 
DOG VILLE *ドッグ・ヴィル*
2003年/デンマーク
監督 :ラース・フォン・トリアー
CAST:ニコール・キッドマン、ポール・ベタニー
    クロエ・セヴィニー、ローレン・バコール
    パトリシア・クラーケン

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<STORY>
ロッキー山脈の麓に孤立する村ドッグヴィル。ある日この村の近く、ジョージタウンの方向から銃声が響いた。その直後、村人の青年トムは助けを請う美しい女性グレースと出会う。間もなく追っ手のギャングたちが現われるも、すでに彼女を隠し、その場を切り抜けるトム。彼は翌日、村人たちにグレースをかくまうことを提案した。そして、“2週間で彼女が村人全員に気に入られること”を条件に提案が受け入れられる。そうしてグレースは、トムの計画に従って肉体労働を始めることになるのだが…。
<感想> 評価 ★3
演劇の舞台を映画にしたような作品。白線を引いて区切っただけのドッグ・ヴィル村の設定。扉も壁もなくあけっぴろげ。その設定が意表をついた。あまりにもOPEN過ぎる設定は、人の内面を見せると言う監督の意思表示なのかも知れない。
さて、本作品を高評価するコメントを見てこの作品を見る機会を得たのだが私は好きではないし、見なくて良かったかなとも思っている。
内容は、閉鎖社会で生きる人々の集団心理や、優位に立つ人間と劣性に立つ人間との関係性の変化を見せ、どんどん「最悪」の方向へエスカレートして行く様を炙り出す。ラストの展開は衝撃的だが、グレースの立場に立って映画を観ていた私には十分フラストレーションが溜まっていたのでラストシーンですっきりした。しかし、思う。ラストをすっきりしたと思うこと自体「傲慢」なのだろうと。こんな力で押さえつける結末が言い訳がないだろう。だけど、我慢するのもバカらしいと思う。矛盾しているが。
この作品、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のラース・フォン・トリアー監督作品だった。それを知って映画の展開や、自分を持たない人間、貧しさを理由にする人間の行動・発言に私がイライラする理由がわかった気がした。人を騙し、自分のある状況に悲嘆するだけで向上しようとしない人物が苦手だから。  

 

 

 

 
Dot the I * ドット・ジ・アイ*
2003年/スペイン・英
監督 :マシュー・パークヒル
CAST:ガエル・ガルシア・ベルナル 、ナタリア・ベルベケ 、
    ジェームズ・ダーシー 、トム・ハーディ 、
    チャーリー・コックス

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<STORY>
カルメンはストーカーと化した恋人から逃れるためにロンドンにやってくる。そこで心優しいバーナビーと出会う。彼は郊外の邸宅で、働かずに優雅に暮らしていた。出会って10ヶ月、バーナビーはカルメンにプロポーズ、カルメンは受け入れた。婚約したカルメンは、レストランで女友達と独身最後のパーティー“ヘン・ナイト・パーティー”を楽しんでいた。。明日からはひとりの男と一生の愛の生活が始まる女性は、このパーティーでその場にいる一番いい男を指名し、キスをするというゲームがある。それはゲームのはずなのだが、彼女はキスをした男と一瞬で恋に落ちてしまう。男の名はキット。ふたりは何度か会ううちにより一層惹かれあっていく。そして、結婚式の当日がやって来る・・・・。
<感想> 評価 ★3.5
映画の面白さのひとつに“騙される快感”というものがある。婚約中のカルメンがキットと出会い、恋に落ちる。ありがちな三角関係のラブ・ストーリーかと思いきや、後半はがらりと変化する。
冒頭からカルメンがスペインで恋人にひどい事をされた過去をちょろ見せしつつ、現在も見張られてる?つけられてる?的な映像が何度も出てきたり、キットとカルメンの出会いは偶然・運命のように見せながら、キットは何かを知ってるっぽい雰囲気を漂わせたりするのでラブストーリーではなく(何かが起こる、何かがある)と言う伏線の香りはプンプンする。
「二転三転オチはどうなる!?」的な映画が好きな人には大満足はムリでもそこそこ良かったと言う評価をもらえる1作ではないだろうか。
この映画、中身があまり深くないので、ネタバレしてしまっては楽しみが半減どころか無意味な映画になってしまう。観る予定の人はこの先はけして読まないで欲しい。


以後、ネタバレ ↓ 
後半のどんでん返し、私は驚くよりも(そうきたか)と思った。観る人によって感想が別れる映画だと思う。私の感想は・・・。
バーナビーはカルメンを愛していなかったと思う。だからこのような企画を考え実行できたのであって金持ちの道楽だったのだと思う。しかし、キットとカルメンを前にして告白するシーン、あの時のバーナビーの涙はカルメンに愛されていなかった事実(セックスの時の醒めた表情)を知って自尊心が傷ついた涙だったのだと思う。一方、キットは仕事として引き受けたけれど、カルメンに確実に惹かれていたのだろう。あんなヒドイ事をされ、カルメンはこのまま引き下がるの?と思ったところから第2、第3のどんでん返しが始まる。映画祭でのカルメンの行動にはあっぱれ!私がカルメンでも、あのようにしたいと望む。それを実行したカルメン\( ⌒▽⌒ )/ バンザーイ 
あぁ~すっきり、評価は上昇↑。  

 

 

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ココに戻って来ました。
ずっと自分記録として続けて残したいなと思います♪

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