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SAW ソウ ザ・ファイナル 
SAW 3D *ソウ ザ・ファイナル*

監督:ケヴィン・グルタート
CAST:トビン・ベル、ショーン・パトリック・フラナリー、
   ケイリー・エルヴィス、ベッツイー・ラッセル、
   コスタス・マンディロア
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<STORY>
ジグソウの死のゲームから生還した者として今や精神的指導者としてマスコミに注目されているボビー。ボビーとカレのブレーンは同じくジグソウの死のゲームから生還し、いまだに心と身体に深い傷を負う者達と集会を開き、魂の救済をしていた。ある日、その集会に最初のゲームの生還者である医師:ゴードンが姿を現す。ボビーには秘密があったのだ。一方、ホフマン刑事とジグソウの妻ベルはジグソウの後継者をめぐっての戦いは殺すか殺されるかの局面を迎えていた。

<感想> 評価 ★3
見続けましたよ、SAWシリーズ。これがほんとのファイナルだそうで。
今回は痛い、エグいシーンは少々アニメチックな感じがしました。骨が折れ、筋肉が引きちぎられ、血しぶきが飛びまくる・・・このあたりは全く変わらない演出ではありますが、なんだかリアリティーが薄くなったような気が。今回、3D化されたからか?もしくは私がすっかり慣れてしまったからかも知れません。そんなワケで目を背けるシーンも少なめでしたが、過去の登場人物が出てきたり(記憶に当然ありませんケド)過去の殺人兵器が出てきたり(これも記憶ゼロ)でSAWファンをおぉ!って気持ちにはさせてくれます。何よりも忘れられない「1」のゴードン医師が再登場!カレの登場でSAWのStoryにつながりが出来たように思います。と言いつつ・・・ここまでムチャクチャな展開をしてきたSAW。Storyとして楽しむのは「3」まででしょう。もうそのあとからファイナルまでは残酷な殺人シーンに(うゎ)っと叫び、目を背けることがこの映画の本質だと思うので、そのつもりで見るなら見る意味はあるかと思います。



抱きたいカンケイ 
NO STRINGS ATTACHED *抱きたいカンケイ*
2011年/米
監督:アイバン・ライトマン
CAST:ナタリー・ポートマン、アシュトン・カッチャー
    ケヴィン・クライン
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<STORY>
14歳のときに出会ったエマとアダムは、その後何度も偶然の出会いをしたが友だち以上にならずにいた。エマは激務をこなす医師で恋愛を楽しむ時間もないし恋愛で傷つくのはイヤだと言う理由で恋愛を避けていた。そんなエマはひょんなコトがきっかけでアダムと一線を越えてしまう。すっかり恋愛モードのアダムだがエマが提案したのは「抱きたい時にメールで呼び出すセックス・フレンド」だった。エマを好きになっているアダムはその提案に同意。デートも恋愛感情も一切ない気楽な関係をはじめることに。

<感想> 評価 ★3
ラブコメディです。世間的に良い評価を聴かなかった作品ですが、アシュトン・カッチャーが好きな私は楽しんで見ました。”アシュトン・カッチャー好き”ありきの作品ではあります。
アシュトン作品はコレで9作品目だけど、その約半分がこの手のラブコメなワケで、アシュトンの王道です。アシュトンは、アホっぽいとかどの役をやっても同じとか、私生活お騒がせオトコだとかハリウッドでもいろんなゴシップで書き立てられていますが憎めないセクシーさを感じてしまう私です。
この作品の”アダム”も私の周りにいたとして本気で好きになることはないだろキャラではあるんだけど、(これぐらい大事にして欲しいなぁ)ってアダムの優しさに心を動かされちゃうところがあるんですね。
ネタバレになっちゃいますが、ラブコメなので当然ハッピーエンドです。
この作品の人気のなさの理由に、エマがセフレと割り切る気持ちがわからないと言うのが多いようですがそこに違和感は感じませんでした。医師として自信を持って激務に耐えながら自分の道を生きているエマにとって、「恋愛に全力投球」はできないし、したいと思わないワケです。おシャレしてデートしてそれに重きを置いていないんですよね。そして人を愛することで傷つくのが怖いし、感情のコントロールを失うことが怖いワケです。だけど、自分を理解して話を聞いてくれて、楽しい時間を過ごせて優しいセックスをしてくれる人が欲しいとは思うのがホンネ。エマがそれを恐れずにひとつ大人になることを描いている作品と言えます。自立してる女性ならある部分共感できる作品だと私は思います。
あと、今回は邦題が良くできています。原題よりも映画の内容や雰囲気になってます。

私の好きなのはイーサン・ホークです。カレには言葉に表現しきれない何かにとても惹かれます。それは表情だったりしぐさだったりなんですけど、胸がきゅんってなります。それと似たようなリンクをアシュトン・カッチャーにも感じるのでカレが好きなんですねー。
アメリカじゃ不人気の口元もなんだか好きな私です。

アンノウン 
UNKNOWN *アンノウン*
2011年 米/独
監督:ジャウマ・コレット=セラ
CAST:リーアム・ニーソン、ダイアン・クルーガー
    ジャニュアリー・ジョーンズ、エイダン・クイン
    ブルーノ・ガンツ
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<STORY>
バイオテクノロジー学会の講演・発表のため妻エリザベスと共にドイツのベルリンを訪れたマーティン・ハリス博士。ふたりはタクシーで滞在ホテルへ到着直後に書類バックを空港に忘れたことに気づき、マーティンだけがタクシーで空港へ引き返す。しかし、その途中で交通事故に遭ったマーティンは4日間の昏睡状態から目覚める。しかし、病院に妻の姿は無い。目覚めてみると妻のエリザベスは自分を知らないといい、別の男が自分の名前を名乗っていた。身分を証明するものは何もなく、異国の地で何者かに命を狙われることになる・・。自分は誰なのか、ナゼ命を狙われるのか?

<感想> 評価 ★4
全然期待してなかっただけに、想像以上におもしろかったです、ハイ!
サスペンスを観たぜ!って感じで内容や疑問を誰か語り合いたと思ったのも久々でした。
いわゆる”巻き込まれ型サスペンス”ですね。意識を失って目覚めたらどえらい状況にあったワケです。なんせ周囲全部が自分を「知らない」と言う敵だらけ。このプロットは過去にも多様されたものではあるけれど、リーアム・ニーソン演じるマーティンがウソを言ってるのか、その逆なのか・・・それが見えなかったので興味を引いたし、事実がわかった時によくある落胆を感じさせることなかったことが高評価に繋がったと思います。
脇を固めるキャストも渋いです。旧東独の秘密警察シュタージの元メンバー:ユルゲン演じるブルーノ・ガンツ。ちょっとした役だけど、重みが必要で存在感がいるこの役はカレしかできないでしょう。
冬のベルリン、ドイツ語・・・パーツが良い方へ効果を出していたと思います。


ネタバレあり


マーティンの正体がわかったあとで、映画の最初のシーン(飛行機の中での夫妻の雰囲気や、ホテルからマーティンひとりが空港に書類ケースを取りに戻るシーンe.t.c)なんかを思い起こし、疑問が浮かんでます。ネタバレしてから見ると少々引っかかる部分もあるものの、(見破れるかぃな?)って思うところもあるワケです。
結局、マーティンは交通事故で頭を強打したことによって、本当の自分がわからなくなったと言うことでしょうか?じゃぁどこでマーティンが入れ替わる話だったんでしょ?リーアム演じるマーティンは何のためので、エイダン・クイン演じるマーティンは何の役だったんでしょ?ツッコミどころがあるような気もします。
プリンス・オブ・ペルシャ : 時間の砂 
PRINCE OF PERSIA : THE SANDS OF TIME
 *プリンス・オブ・ペルシャ:時間の砂* 
2010年 / 米
監督:マイク・ニューウェル
CAST:ジェイク・ギレンホール、ベン・キングスレー
    アルフレッド・モリーナ、リース・リッチー
    ジェマ・アータートン


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<STORY>
孤児ながら、ペルシャの王:シャラマンに勇敢さを見込まれ養子となったダスタンは第3王子として成長。兄たちと共に”コシュカーン征服”への遠征に従軍していた。その遠征の途中、叔父ニザムのスパイが”聖なる都アラムート”の裏切りを報告したため、長兄:タス王子はアラムートに攻め込むことを決断。ダスタンはアラムートの騎士と戦った時に水晶の柄の内側に「時間の砂」を詰めた短剣を手にいれる。しかし、アラムートを制圧したことをシャラマン王は非難し、認めようとしなかった。タスは父親に戦利品としてアラームのローブを贈り、取りなしてくれるようダスタンに頼む。しかしそのローブには何者かの手で猛毒が塗り込められており、国王は衆人の見守る中で毒殺されてしまう。一気に王殺害犯となったダスタンは不利な状況に逃亡するしかなくなる。逃げるダスタンに道を教えるから連れて行って欲しいとタミーナ。しかし、タミーナがついてきた理由はダスタンが手に入れた”短剣”にあった。短剣には不思議な能力があったのだ。タミーナはダスタンを出し抜き短剣を奪って逃げるつもりだったが、ダスタンに短剣の能力を知られてしまい・・・。

<感想> 評価 ★3.5
プロデューサーはジェリー・ブラッカイマー。ドラマシリーズ「CSI」「パイレーツ・オブ・カリビアン」「ナショナル・トレジャー」e.t.c・・意に反してカレの手がける作品にハマってしまっている昨今。本作も単純におもしろかったです。
Story展開なんて見えてて、都合良く進むこともわかってるのに(あっ!)って声が出たり(あぶない!)ってハラハラさせるのってやっぱ企画力が良いからでしょう。と言いながらも見終わったあとには何も残らない感は否めません。結局、気楽に歴史ロマンを感じながらアクションを楽しむDisny作品で、子どもから大人まで楽しめる娯楽大作ですね。
主人公のダスタンをジェイク・ギレンホールが演じてます。過去、カレの出演作品をいくつか見ましたが、アクション俳優の印象がなかっただけに、このキャスティングは意外でしたが違和感なかったです。なかなかいいカラダをしてるんですよね〜。ジェイクくん。ヒロイン:タミーナ役は英国女優のジェマ・アータートン。ボンドガール役で有名になった彼女ですが、エキゾチックな雰囲気がペルシャ設定のStoryに合っていたと思います。
ペルシャのお話なのでベリーダンスが見れるのか?って少々期待したけれど、それはなかったので残念でした。


ぼくのエリ、200歳の少女  
LET THE RIGHT ON IN *ぼくのエリ 200歳の少女*
2008年 / スウェーデン
監督:トーマス・アルフレッドソン
CAST:カーレ・ヘーデブラント、リーナ・レアンデジョン

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<STORY>
ストックホルム郊外の小さな町。集合住宅に母親と2人で暮らす12歳の少年オスカー。同級生のイジメに苦しみながらも、誰にも助けを求めることが出来ず、ただ復讐を夢想する毎日だった。そんなある晩、彼はひとりの謎めいた少女と出会う。彼女は家の隣に父親と引越してきたばかりの少女エリ。エリと仲良くなりたいオスカーは壁越しに会話できるようにとエリに”モールス信号”を教える。壁越しのモールス信号で毎晩のように言葉を交わし心通わすふたり。その頃、町では奇妙な事件やおぞましい殺人事件が立て続けに起こりはじめ、住民の間に不安が広がっていた。

<感想> 評価 ★4
ホラージャンルですが、音響や残虐シーン、激しい血しぶきなどで恐怖を煽る作品ではなく、ゾクッとさせ、切なくさせる上質な作品でした。

「ぼくのエリ 200歳の少女」はヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストのベストセラー『モールス』を原作者自ら脚色、映画化した作品です。スウェーデン発のヴァンパイア作品である点や、衝撃的な展開、映像のボカシ部分の謎、邦題への不満などなどいろんな部分で話題になっていました。
情報によると、原作では映画の中でハッキリ表現されなかった部分。たとえばエリの父親と思しき男の正体や、エリが繰り返し言う「女の子じゃない」の意味なども丁寧に描かれているそうですが、今回は原作ではなく、予備知識なしに観た映画としての感想をレビューしたいと思います。

寒々とした雪一色の景色。シーンと静まりかえった雰囲気が北欧を感じさせます。言葉で人物像や背景の説明は一切ありません。ちょっとした会話や雰囲気で背景などを想像させて映画を観させるあたり、映画の力を感じてうれしくなります。
真冬のストックホルム。冬の陰鬱な毎日の中で行われるオスカーへのイジメ。離婚しているらしいオスカーの両親。孤独を抱えたオスカーはエリと出会います。そしてイジメられている事実を初めて打ち明けた相手がエリです。エリとの関係の中で、どことなくひ弱だったオスカーが強く変わろうとするところは青春作品のようです。しかし、エリの励ましはオスカーをイジメから救うためだけのものでしょうか?そう言う言葉の裏にある「怖さ」を感じさせる作品です。
一方エリは、父親とふたり暮らし。この町に引越ししてきます。しかし映画を観ていくと、この男は父親なの?と言う疑問を持たせる表現をします。しかしこれも映画では何の説明もありません。入院している男の元にエリが行ったとき、自分の身をエリに捧げるシーンにはグッとこみ上げるものを感じました。
このような愛を感じさせる人間社会と、ヴァンパイアであるエリの現実。
エリは父親らしき男のように、庇護されて暮らしていくしかないヴァンパイアなのです。それ故にエリがオスカーに(イジメた相手をやり返すのよ)と助言した言葉の本当の意味は?と映画を見終わったあとに考え、エリの打算?とフッと思った瞬間、背筋がゾクッとしました。
日本ではヴァンパイア伝説は一般的でありません。なのでヴァンパイア伝説に基づくエピソードは理解しきれないものもあります。たとえば、映画の英語題である「Let the right one in」ですが、直訳すると「受け入れて」と言う意味になります。これはオスカーの家にエリを入れる、入れないのシーンで使われた言葉です。このシーンでのエリの反応はヴァンパイア伝説によるもののようです。
男、女、それがヴァンパイアであっても純粋に愛すると言う純愛作品にも取れるし、庇護者を持たなければ生きていけないヴァンパイアのしたたかさにオスカーがハマっていく様を描いた作品と言えばそうも取れます。何とも奥の深い作品だと思いました。
ぜひ原作を読んでみたいです。
この映画は早速ハリウッドで「モールス」と言う作品でリメイクされました。そちらを見ていないので、比べることはできませんが、見るまでもなくオリジナルを超えることはないのでは?と思わせるクオリティーを持った作品でした。
興味を持たれたらぜひ観て下さい。そして感想を聞かせて下さい。




(500日)のサマー 
(500) DAYS OF SUMMER  *500日のサマー*
2009年 / 米
監督:マーク・ウェブ
CAST:ジョセフ・ゴードン=レビット、ズーイー・デシャネル

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<STORY>
グリーティングカードの会社に勤めるライターのトムは、アシスタントとして入社してきたサマーに一目惚れするが自分から彼女に声をかけることができないでいた。そんなある日、偶然にエレベーターが一緒になり、話しかけてくれたサマー。同じ音楽が好きだとわかり仲良くなる。それでも積極的にサマーにアピールできないトム。28日目にようやく友だちの助けを借りてサマーに気持ちを告げるが、「恋人は欲しくないし、誰かの所有物になるのは理解できないから友達でいいなら仲良くなりましよう」と言われる。それでもトムは有頂天になる。友だちなのに毎日デートを重ね、食事もし、セックスもする関係。そんなふたりの関係にトムは戸惑い始めるが・・・。


<感想> 評価 ★3.5
コレは男子向きの作品じゃないでしょうか?恋愛下手な男子はきっとトムの、好きになってもなかなか告白出来ないところや、相手の何気ない言葉に舞い上がったり、落ち込んだりする気持ちは理解できるハズ。映画でよくあるような夢のようなラブロマンスと違って、リアルな恋愛映画だと思います。現実は、そんな劇的な出会いもないしね。
しかし、この作品を女子目線で見ると、サマーの身勝手な発言や態度、行動には少々イラッとします。とは言え、恋愛と結婚は別。気が合って楽しい人と惹かれる人は違う。と言う感覚は女子はあるんですよね。故に、サマーを全否定しかねるところはあります。
ほんとうの恋愛をまだ知らない男子が落ちてしまいがちな小悪魔的女の子をズーイー・デシャネルが好演。彼女のお人形のような顔立ちと雰囲気に多くの男子は自分を知らずに恋しちゃうんでしょうねー。トム役のジョセフ・ゴードン=レビットもキュートです。カレってめちゃくちゃイケメンでもないのに、雰囲気があるのかな?トム役にハマっていました。
映画の冒頭に<この映画は恋愛映画じゃありません>みたいな語りがあるんですけど、その通りです。甘い夢を見させてくれるような作品を見たいならチョィスしちゃダメです。この作品はただただリアルですから。
サマーに目がハートのトム。ここでキスしたら・・、ここは抱きしめないと!って場面をことごとく外します(笑)こんなんじゃ女子の心をきゅんとはさせませんよね。
単純に見れば、サマーは悪い女でトムが可哀想に見えるけれど、恋愛はふたりでするものです。どちらかの気持ちが多くてもダメ。同じだけ相手を好きで、尊敬し求めていることが大切。愛されてるだけでも、気が合うだけでも成立しないもんなんだと思うのです。この作品はその部分を鋭くついていると思います。
互いに影響しあったり、ふたりで高め合うのも恋愛なら、失恋したことによって変わることも恋愛の大切な意味だと今ならわかる私です。ラスト、トムはほんとうにツライ失恋をしたけれど、サマーから”何か”を得たのだと思います。そしてそれはサマーも。互いが別れたことによって選んだ人生を見て、これがリアルな恋愛なんだよなっと思いました。
また、作品としては、過去や現在とあっちこっちに飛ぶ構成、音楽の使い方、IKEAやビートルズなど日常に私たちが接しているものの使い方がユニークで上手かったと思います。

たった98分の作品だけど自分たちの日常と関わり合いが深い内容だからこそ感想も長く濃くなっちゃいます。それが素敵な映画と出会うよろこびでもあります。
見ている時より見終わったあとに良さを感じる作品でした
塔の上のラプンツェル 
*塔の上のラプンツェル*
ディズニーアニメ

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<STORY>
深い森に囲まれた高い塔の上に暮らすラプンツェル。魔法の長い髪を持つ彼女は、18年間一度も塔の外に出たことがなかった。そんな彼女の夢は、自分の誕生日になると夜空いっぱいに現れる“不思議な灯り”の正体を確かめること…。塔に忍び込んだ大泥棒フリンとの出会いをきっかけに、魔法の髪に導かれたラプンツェルの“すべてが初めて”の旅が始まる。
その先には、彼女自身の秘密を解き明かす、思いもよらぬ運命が待ち受けていた…。

<感想> 評価★4.5
原作はグリム童話ですが、この作品はディズニー版の「ラプンツェル」です。
しかし、ディズニー映画はほんとうにすばらしいです。
ミュージカル風なところも大好き。 ワクワクさせてときめかせて、笑わせて・・・どんどん物語の世界に引き込んでくれます。
愛らしい中にもたくましさと芯の強さを兼ね備えた主人公のラプンツェルは魅力的。そしてこの映画のおもしろいところはヒーローポジションにいるフリン・ライダーが盗賊と言うところ。悪者がヒーローです。このフリン、ニヒルで悪者になりきれない男。世間知らずのラプンツェルとのかけ合いが楽しいです。
脇を固めるのはラプンツェルのただひとりの友だちであるカメレオンのパスカルと、お城の馬であるマキシマス。重要な役どころをカメレオンと馬が担ってます。ディズニーは動物を上手に配役させますよね。今回も大切なポジションでした。観て良かったと思える1作です。
ラブ・クライム 
PERSONAL EFFECTS *ラブ・クライム*
2009年 米/独
監督:デヴィッド・ホランダー
CAST:ミシェル・ファイファー、アシュトン・カッチャー
    キャッシー・ベイツ、スペンサー・ハドソン

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<STORY>
ウォルターは、アイオワ州のレスリングチームに所属し将来を有望されている選手だった。しかし突然双子の姉を殺害され、実家に戻ることに。何とか日常に戻ろうとする家族を前に、ウォルターは犯人に対して押さえきれない怒りを抱えつつ判決を待つ日々を送っていた。そんなウォルターを見かねた母親は、遺族者が集まるセラピーに同席させる。そこで夫を殺害され苦悩するリンダと出会うのだった。彼女は耳の不自由なひとり息子のクレイと共に生活をしていた。
ある日、裁判所でリンダとウォルターは再会。話をするうちに惹かれ合っていくのだった。

<感想> 評価 ★3
日本未公開作品。
邦題とあらすじを読むと恋愛映画のようですが、違います。だいたい、キャストが年上女性キラーのアシュトンに、50代でもかわいいミシェルときた上、邦題が「ラブ・クライム」(愛・犯罪)とくれば勘違いしてしまいますよね。でも本作、意外に重いテーマを扱ってる作品でした。愛する家族を殺害されてしまった被害者家族の心情、人生の再生を扱っているんです。元々、原題は「PERSONAL EFFECTS」。意味は「身の回り品」です。つまり、犯罪に巻き込まれて失った家族の遺品(パーソナル・エフェクツ)。
娘の遺品を捨てることも見ることもできない悲しみから、立ち上がるためにセラピーを受け、遺品をバザーに出すことを決意した母と、どうしても犯人への憎しみをぬぐい去れない弟の葛藤。同じ被害者家族であるリンダとその息子とのふれ合いを通して、被害者家族の姿、人を赦すことのむずかしさなどを描いています。
つまり、かなり大切で大きなテーマなのですが、どうも人物描写が浅く、被害者家族の感情もどことなく中途半端なために感情移入ができないんですよね。気づいたら、こんな大きなテーマなのにサラッ〜っと見てしまってました。
ただ1カ所、映画の中で怒りを感じた場面がありました。それは裁判員に向かって弁護士が容疑者の弁護をするシーンです。弁護のためにとは言え、殺害された被害者である女性の素行の悪さなどを訴えるシーンです。弟のウォルターはその弁護を聴きながら「ウソだ!ウソだ!」と叫びます。当然裁判長に注意をされますが、ウォルターの気持ち、わかりますよね。被害者であるだけで十分なのに、ナゼに弁護のために悪く言われなきゃならないのかと思います。弁護ってなんななんだ?って法廷ドラマや映画を観ると良く思います。
あ、それから。ミシェル・ファイファーを見ると必ずこの曲が頭を巡ります。
ミスチルの「ミシェル・ファイファーの唇が好き〜」って曲。
歌詞どおり50代を過ぎてもチャーミングで魅力的。唇もね。
ブラック・スワン 
BLACK SWAN *ブラック・スワン*
2010年 / 米
監督:ダーレン・アロノフスキー
CAST:ナタリー・ポートマン、ヴァンサン・カッセル
    ウィノナ・ライダー、バーバラ・ハーシー、
    ミラ・クニス
2010年アカデミー主演女優賞:ナタリー・ポートマン

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<STORY>
ニナはバレエ団のソリスト。次シーズンの演目「白鳥の湖」のプリマ(主役)オーディションに合格したニナは念願のプリマの座を射止める。しかし、彼女は優等生の完璧主義者であるが故に感情を表に出した演技が苦手。オデット(白鳥)の演技は出来てもオディール(黒鳥)の表現に問題があると監督のトマに厳しく指導される。悩みだし、不安になりはじめたニナの周りで不思議な事が起き始める。

<感想> 評価 ★4
ナタリー・ポートマンが2010年(83回)アカデミー主演女優賞を受賞した作品です。
彼女の力量ありきの作品と言えるでしょう。
Storyはシンプル。
優等生であるニナは、プリマ(主役のコト)を獲りたい野心があるものの、いつも控えめに感情を抑えています。そんなある日、新しい公演の主役:スワン・クイーンに抜擢されます。喜こんだのもつかの間、難役の黒鳥(オディール)の表現に悩み、精神的に追い詰められいくと言う精神世界を映像化した作品です。
結局、ニナの体験する初体験やニナが感情のままにする行動のほとんどは自作自演と言う自分で自分を追い詰めドツボにハマるさまを描いています。
追い詰められていくニナを見ると(身の丈に合ったことをして生きることが幸せなのかも)と思ってしまうほどの追い詰められ状態です。
鏡に突然恐ろしい顔の誰かが映りこんだり、イヤな音や、影が見えたり、絵画の目が動いたりとホラーちっくな演出をされていますが、これはミステリーでもホラーでもないと私は思います。
とにかくコレと言って何も起こらず、ひとり錯乱していくニナを見続けるワケですから2/3ほどは映画に入り込めない感がややありましたが、舞台の初日に、ベビーフェイスでいつもおどおどしているニナが、オディール(黒鳥)になった瞬間、目を血走らせ、妖艶にほほえみ踊り出すあたりはナタリー・ポートマンに釘付けになりました。
さすが、魅せてくれます。
幼い時にバレエをやっていただけと言うナタリーは10ヶ月に及ぶ猛特訓の末、ほとんどのバレエシーンを彼女自身が踊りきったと言います。バレエシーン、すばらしかったです。
しかし、主演女優賞を獲ってから「ほとんどのシーンは私が踊ったんです」ってバレエシーン代役のプロのバレエダンサーが言い出したって話しです。良くあるリークですけど、このニュースにはあまりガッカリしませんでした。そりゃナタリーがすべてやってるならすごいけれど、そうじゃなくてもこの感動は同じだなとも思います。つまりバレエ映画ではないと言うことですね。
踊りきったあと、恍惚とした表情でニナが発する言葉。それが彼女の追い求めていることなんだなと思いました。


悪魔を見た 
I SAW THE DEVIL *悪魔を見た*

2010年 / 韓国
監督:キム・ジウン
CAST:チェ・ミンシク、イ・ビョンホン

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<STORY>

国家情報員捜査官スヒョンの婚約者ジュヨンが何者かに惨殺され、バラバラ死体となって発見される。怒りに駆られたスヒョンは、ジュヨンの父で重犯罪課の刑事だったチャンの協力を得て、やがて犯人が残虐な殺人に快楽を見出す悪魔のような男、ギョンチョルであることを突き止める。そして、ギョンチョルを見つけ出すや、徹底的に叩きのめすスヒョンだったが…。

<感想> 評価 ★3.5

圧倒されました。韓国映画ってすごいです。
数年前から韓流ブームで、K-popやラブコメドラマが主流ですが、このようなバイオレンス映画も多い韓国です。撮影が上手いとか脚本がいいとかでなく、とにかく「熱さ」を感じさせるのが特徴だと思います。
本作も、イケメン韓流スターのイ・ビョンホンがフィアンセを猟奇的に殺害され、悪魔へと変化していく姿と、チェ・ミンシク演じる完全異常者:ギョンチョルのすさまじさで観る者を引きつけ、釘付けにしねじ伏せると言った力技でやられた感じがします。
とにかくチェ・ミンシクがすごいです。

韓国ではこの手の猟奇殺人事件って多いんでしょうか?あり得ないほどの異常猟奇殺人を扱った作品が多いです。この作品は、同じ韓国映画の「チェイサー」と若干似ているように思いますが、違う点はStoryと言うより女性をいたぶって殺し、死体をバラバラにすることで快感を得る男が存在する事実と、「本当の復讐」にこだわる愛するものを殺された国際情報捜査官との戦いがすべてです。
私は北野武の撮るバイオレンス映画が賞を受賞することの意味がわからない人だったんですが、「悪魔を見た」を見てほんの少し感情が変わりました。
人間の深層心理の中にある、人をいたぶって殺したいと言う衝動を映像で見せることに魅力があるのだろうと思います。
とにかくコレ、なかなかすごいです。
グロテスクな映像が絶対にダメだと言う方にはお勧めできませんけれど。
バーレスク 

BURLESQUE *バーレスク*
2010年 / 米
監督:スティーヴ・アンティン
CAST:シェール、クリスティーナ・アギレラ
    スタンリー・トゥッチ、クリスティン・ベル
    キャム・ギガデッド、エリック・ディン

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<STORY>
片道切符を握りしめ、歌手になる夢を追いかけてロサンゼルスに来たアリ。そこで彼女の心を奪ったのは、経営難に喘ぎながらも歌手兼オーナーのテス(シェール)が手がけるゴージャスなショーで毎夜観客を魅了するクラブ「バーレスク」だった。ここで働きたいと願うアリを最初は認めなかったテスだが、アリの情熱に負けダンサーとしてステージに立たせる。そしてある夜、ステージで起きた音響トラブルを奇跡のアカペラで乗り切ったアリはバーレスク・クラブの看板スターにのし上がっていく。かくして活況となるバーレスクだったが、借金の返済が滞っており立退きの期限が迫っていた。そんな時、アリは大物エージェントのマーカスから引き抜きの誘いを受ける。クラブの危機を救うのか?己の夢をさらにステップアップさせるのか?帰路に起たされたアリの選んだ道とは―。

<感想> 評価 ★4
自他共に認めるミュージカル好きの私。「バーレスク」はハズすワケがありません。しかし、DISCASレンタルのまま初の3ヶ月放置をしてしまいました
そして先日やっと鑑賞。
感想は、うん!すき!もっと早く観れば良かった〜って感じです。

Storyはよくある田舎娘がスターダムにのし上がっていくサクセスもの。想像通りの展開で驚き1つも起こりませんが、そんなモンはこの作品の意図しているところじゃないんですよね。この作品の魅力その1は、アメリカのポップス界でトップアイドルの座にいるクリスティーナ・アギレラが、映画初出演にして初主演と言う話題。その2は、シェールが久々に映画に出演。その3はそれがミュージカル作品であると言うところです。
バーレスクの設定が、往年のヒット曲を口パクでマネながらダンスするパフォーマンスが売りなだけに、アクシデントの中、クリスティーナ演じるアリがアカペラで歌い出すシーンは鳥肌が立ちました。やっぱ歌声って力を持っているんですよね。そのアリを演じたはクリスティーナの歌声は掛け値なしにすばらしいし、ダンスも見応え十分でした。
シェール演じるテスの存在感はこの作品に重みを出しています。
アリとLAで最初の友だちになるジャックを演じたキャム・ギガンデットはすごくチャーミング。(あ、好み)って思ったあとに気づいたんですけど、若いころのイーサン・ホークに似てるんですよねー。あと、ニッキを演じたアリのライバルであるクリスティン・ベルは杉本彩に似てる〜と思う私です。
脇を固めるのはスタンリー・トゥッチ。「プラダを着た悪魔」でも同じようなおネェ系を演じていましたが上手いんですよねー。おネェ系のひとがハッキリ意見を言っても角が立たないのは日本と同じなのかな。

ミュージカル好き、クリスティーナ・アギレラが好きって人、久々にシェールみたいなって方にはかなりお勧めの作品です。
ミュージカルが好きじゃなくても、この映画をきっかけに全米でヒットしたクリスティーナの「NOT MTSELF TONIGHT」が気に入ってるならどうぞ楽しんでって言う1作です。

愛とセックスとセレブリティ 
SPREAD  *愛とセックスとセレブリティ*
2009年 / 米
監督:デヴィッド・マッケンジー
CAST:アシュトン・カッチャー、アン・ヘッシュ
    マルガリータ・レヴィエヴァ


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<STORY
セックスを対価に囲ってくれる金持ち女性たちに頼りながら、ロサンゼルスで気ままに暮らすニッキ。年上の弁護士サマンサの家に転がり込み、優雅な生活を送っていた彼は、ある日、ダイナーで出会ったウエイトレスのヘザーに一目ぼれしてしまう。

<感想> 評価 2.5
アシュトン・カッチャーが好きと言うのが大前提の作品かなと思います。簡単に言うと甘ちゃんジゴロのアシュトン演じるニッキが、人をはじめて愛するということを知って、変化しようとするまでを描いています。なのでスイートな作品ではなく、ラストに向けて苦味のある展開になっています。
一昔前のジゴロと言えば、「リチャード・ギア」のイメージですが、アシュトン演じるジゴロは女を泣かせるセクシー系じゃなく、スイートで甘く優しい母性本能くすぐり系です。
セクシーでクールなナンパ男ではなく、文無し、仕事なしのダメなヒモ男。
ま、コレがアシュトンの雰囲気に合ってるんですけどね。
年上のサマンサを虜にしていくニッキの手口。オンナなら胡散臭いと思いつつもハマるかなと思います。
そんなワケでさして内容のない作品ではありますが、キュートな笑顔、セクシーなカラダ。半ケツまで出しちゃって映像は楽しめます(笑)

しかし・・アシュトンファンとしてはビミョー。
こう言う役はカレしかできないとは言え、もう少し大役をやって欲しいと思ってしまいます。
キス&キル 
KILLRES  *キス&キル*
2010年 / 米
監督:ロバート・ルケティック
CAST:アシュトン・カッチャー、キャサリン・ハイグル
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<STORY>
ジェンは失恋の傷を癒すために両親と共に南仏にやってきた。そこで信じられないほど素敵な男性スペンサーに出逢う。ひと目で恋に落ちたふたりは、美しいリゾート地でデートを重ね、見事ゴールイン。優しくてハンサムな夫との夢の新婚生活。しかし、彼には、平和な日常を一変させる、ある“危険”な秘密があった…。スペンサーは元・ CIAの凄腕スパイだったのだ! 彼の命を狙う敵を相手に、ジェンも銃を手にして戦うはめに。

<感想> 評価 ★3
アシュトン・カッチャーファンにはお勧めの1作です。
CIAスパイのカモフラージュデートでもアシュトンと南仏ニースでとろけるようなデートができるモンならしてみたいそう思っちゃうぐらい鍛えられたカラダとキュートな笑顔のアシュトンの魅力が全開な作品でした。
B級作品の香りがする都合良い設定や、あり得ないことが起こるけれど、ラブコメなのでOKOK。お気楽に楽しみました。
「グレイズ・アナトミー」シリーズのイジー役で知ったキャサリン・ハイグルも、今やラブコメには欠かせない女優になりましたね−。キャサリン・ハイグルちゃんは誰からも好かれる雰囲気を持っているのが魅力ですね。
とは言え、ラストの展開には笑えました。



アンストッパブル 
UNSTOPPABLE *アンストッパブル*
2010年 / 米
監督:トニー・スコット
CAST:デンゼル・ワシントン、クリス・パイン
    ロザリオ・ドーソン
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<STORY>
米北東部のペンシルバニアで、大量の化学薬品とディーゼル燃料を搭載した最新式貨物列車が、整備ミスにより暴走してしまう。ベテラン機関士のフランクは、初めてコンビを組むウィルとともに暴走列車を止めようと奔走する。

<感想> 評価 ★3.5
以前にもこんな映画を観たような?そんなStoryですが、この映画が他のアクション映画と違う点は実話を元にしていると言うところ。
また、デンゼル・ワシントン×トニー・スコットが三度タッグを組んでいます。「デジャヴ」「サブウェイ123激突」もこのコンビの作品ですね。安定感のある黄金コンビです。
Storyはシンプル。ただ暴走列車を安全に止める!それだけです。
結末が想像つくのに、それでもハラハラさせられ、引き込まれました。
2001年5月15日アメリカのオハイオ州で起こった貨物列車の暴走事故をベースにしたそうで、鉄道一筋の武骨な男をデンゼル・ワシントンが演じています。この役にはデンゼル・ワシントンが適役です。鼻っぱしの強い若造はクリス・パインです。
「何を知らない若造が!」と新人が入社するたびに解雇通告を言い渡されるベテラン組としては快く思っていないワケです。ウィルの方も、「古くさいことばかり言うジジィ」などと思ってるワケですね。しかしこのふたりは鉄道マンとしてプロです。こう言うプロの仕事ってすばらしいです。実際にあった事件をアクション映画と言ってはイケナイのかも知れませんがアクション映画として楽しめる作品になっていると思います。